朝起きて、家程近くの公園で行われているフリーマーケットを
ぶらり。 住宅街のフリーマーケット 意外に穴場。
毎回掘り出し物が多数あるので、開催時には必ず足を運ぶ。
ぶらりぶらりとフリーマーケットを見た足で、そのままDVDを
レンタル、、
チェ 28歳の革命 2008年アメリカ
*「貧しいラテン・アメリカの人々を救いたい」と南米大陸を旅する
アルゼンチン人医師のエルネスト・ゲバラと、独裁政権に苦しむ
故国・キューバで革命を決意するフィデル・カストロは、フィデルの
弟・ラウルを介して出会う。わずか82人で海を渡り、2万人に及ぶ
キューバ政府軍に戦いを挑むカストロの無謀な作戦に、参加を決意するゲバラ*
革命家で有名なチェ ゲバラ、独裁国家から自由を得るため
キューバ革命を起こす為に政府軍と戦い、軍事独裁政権を崩壊させる
までの実話。政府軍とは言え、実際は背後に大国アメリカに操られている
政府軍。「優しさ」「本当の強さ」とは何かと考えさせられた。
故国の不条理さから、此所まで、訴え戦い続ける力、勇気、突き
動かされる精神のあり方等、これ程の信条を持って生き、それを突き通す
力に圧倒された。
いのちの食べかた 2002年 ドイツ オーストリア
日々 口に運ぶ食べ物がどのような過程を踏んで、自分の目の前に来るのかを
言葉無く唯ひたすら映像だけで問いかけ続けるドキュメンタリー映画。
鶏 豚 牛 卵 野菜 など「生き物」であって「たべもの」
どのような行程を踏んで、食品化されているかは、なんとなしに想像出来るが、
実際の所、どのように 動物が育てられ、人間の食料の為 殺され、皮を剥がれ、
血抜きされ、解体されているか、野菜がどのように収穫され、土を落とされ、洗浄され
ているかは想像がつく様で見た事が無いのもあって想像が出来ない。
目の前で流れた映像は、事実であって、「美味しい・美味しい」と思って食べ
ている食料、すべてに命があって、それを殺め、加工しているのも人間。
たくさんのひよこから たくさんの鶏が成長する。
コンベアに乗せられた鶏は一瞬で絶命し、
熱湯により羽を剥がされ、クビを切り 逆さにつられ
血抜きをしながら、コンベアで運ばれ、人間が流れ作業で解体していく。
食肉用の牛は 一頭一頭 機械に入れられ、クビだけをだした状態で、
人間がこめかみに注射の様なものを刺し 一瞬で絶命する。
首を切り裂くと、想像を絶する、血液と体液が一気に
流れ始める。
体の大きな牛は 人間がコンテナの様な箱に入り、つるされた牛の
肉を解体する。
機械に入れられ、絶命前の不安げに動く牛の目が脳裏に焼き付いた。
植物にも命がある、収穫する人、農薬を散布する人、田畑を耕す人等いる、
肉も植物もオートメーションかが目立ち、扱うモノは違えど、何処かで見た
工場の流れ作業が多く目に入り、社会的構造も感じる映像だった。
口に入れるモノ全てに命があり、
私達が生きる為に生きている動物を私達が殺めている事を冷静に考えさせられた。
可哀想とかではなく、シンプルに「食べると言う事は生きる事」と言うことを改めて
考えさせられた。多くのことを語らず、目の前に突き出された映像は、見るモノに
事実だけを突きつけ、そして考えさせた。
低気圧に見舞われた土曜日。
ザワザワする天気の日、実話、ドキュメンタリーと立て続けに見て、違う意味で
心がざわざわした昼下がり。