先日、中高が一緒だった友達と食事をした。友達といっても、中学1年の時だけ同じクラス。
6年間同じ学校ではあったが、5クラスもあった当時
学校に居た6年間で話した時間は、恐らく通算10分も
満たないだろう。
そんな彼女とご飯。
不思議な顔合わせでもあるけど、世の中に
ソーシャルメディアが出始めた頃、彼女を見つけ
エッジの利いた日常を送っている事が気になり、
何度かメールで交流を持った時があった。
"食べ物を沢山食べそうだから 笑"
そんな理由で決めた今回の食事。
高校を卒業して20年経つ上に、大して会話を
交わした事も無い、互いにある知識は、若き頃の記憶と
ソーシャルメディアに記される大人になってからの互いの日常。。
しかし、人の縁とは不思議なモノ。
彼女が大学を卒業し、保育士として就職した幼稚園は
私の実家があった最寄り駅。 彼女の出勤時、
駅で私を頻繁に見掛けていたとの事。
話し掛けようかと思ったけど、私が全く気づいていない
感じだったので声を掛けずにいたとの事。
言われてみると、私自身もみ掛けていたかもしれないけど
全く記憶が無く・・・
そして20年振りの再会。
私が想像していた通りの人間性で、会話の中、あらゆる所に
爆弾を仕掛けてある様な会話をする感じだった。
学生の頃、大して仲も良くなかったけど、
話せば、お互いの波長が解るのは、意味の無い、知識や見得が無い時に
同じ時間を近くで過ごしたからだ。
大人になってからの友人と食事に行った所で、直ぐにざっくばらんに話す事は
出来ない、それは、お互いの腹の内を探るから。
大人になるとは、何だか悲しい生き物になるという事。
そんな風に思った夜でもあって、手を伸ばせば届きそうな感覚で
学生の頃の気持ちに戻って会話した時間は、実に心地良い時でも
ありました。