K大学病院 6日目
1ヶ月振りの雨
病騒動の一区切りとなる日 転移等の検査結果 今後についての説明。
当初 家族(夫)の同席を求められ 相方の同席を予定していたが 仕事の
都合上 急遽 一人で説明を聞く事となる。
やはり 一番の心配事は、転移の事。
名前を呼ばれ、診察室に入ると、私の身体と思われる 大きなレントゲン写真が
2枚目に入る。一人で来た理由を話し、私からの家族への説明で了承を取り
今後の説明がはじまった。
*乳ガンは、転移が無い 非浸潤性癌 と 転移の可能性がある 浸潤性癌があり、
私は、後者の浸潤性乳ガンであり、全身病となる。
*今の所 所見では 転移を疑わせるものは無い。
*腫瘍自体に若干の広がりが見られる。
*切除手術の際 センチネルリンパ節生検と言う リンパへの転移を調べる検査を
して、リンパ転移が無ければ、ステージ 1 (0から8まである リンパの転移が
見つかれば 又ステージが変わる) となる。
*乳房温存手術となる。
手術は、10月の2週目に行い、リンパ転移が無ければ 5日間の入院。
転移があった場合は、1週間伸びると説明をうける。何はともあれ、転移が
無かった事は喜ばしい事だった。 中年期とは言え、34才の自分が、
重い癌になっていたらと考えると、やはり親や相方の事を考える。
色々と私の中での算段があったのだけど、それは、心の留めておく、
何はともあれ、それが現実とならずに良かった。
病への挑戦は、始まったばかり。
もう一つ 私の中で、ずっと抱え持っている事がある。それは、他言しないけど、
こうやって 自分の命について考えさせられる事が20年前にもやっぱりあった。
その時は、病では無かったけど、こうやって又起きた事 偶然だとは思えずには
居られない。救われる以上、無駄にならぬ様にしないと。
医療費:210円