大雪に見舞われた3連休最終日。
"山のアトリエ"は海から割と近いのもあって
雪では無く、豪雨の一日となった。
アトリエ内で仕事が出来る様になった相方は、朝から仕事。
私は、ひたすら読書。職場の友人に、アトリエの話をした際に是非に!
と貸してくれた本。オシャレとかそういう 薄っぺらい事では無く、
モノゴトの本質を考えさせる本でとても興味深く読んだ。
東京のお家だと 相方とは別の作業をしていたとしても、直ぐ横もしくは、
隣の部屋に居るのが当たり前だったのだがアトリエだと、割と離れた所となる。
それはそれで、何だか新鮮にも感じた。
夕方16時頃からアトリエ付近も雪。
なんせ里山の上のお家、雪の影響で車が出せなくなったらオオゴト。
早めに夕食を買いに行こうと山を降りて、大きな国道に出ると 一組の
老夫婦が 猛吹雪の中 歩いているではないか。国道周辺は、360度
田んぼと言う吹きっさらしの所、体力ある若者でも歩くのは難しいと言うより
危険。
何処まで帰るのですか?
と声を掛け、家の近くまで乗ってもらう事に。
最初は、数キロ先の道の駅までと言う話だったが、
そこからも それなりに離れている様子で、お家まで送って行く事に。
時間が経つにつれ、日も落ち、横殴りの雪、見知らぬ老夫婦を車の
後部座席に乗せ、車をひた走る。 何だか不思議だった。
農家を営んでいる事、ご当地 ブランド米 多古米を作っているとの事。
短時間の不思議なドライブの間 老人から聞いた身の上話。 老夫婦の
お家も小さな里山の上にあり、山の上まで行くと 一面に広がる畑の景色が
独特な風景に感じた。 家に着くと、お金と自家製の野菜を渡そうとする老夫婦。
お金は遠慮し、大量のホウレンソウと小松菜を頂いた。 坂道でスリップしたりした時は
車内 見知らぬ老夫婦と大騒ぎだったりして 何だか 小説の1ページの様な時間だった。
あんなに降っていた雪も夜は みぞれに変わり、アトリエ周辺は、大して残雪が
無かった。
しかし 東京の大雪の情報を耳にし、その日の帰京を諦め、翌日帰京する事に。
思いがけずの延泊、割とアトリエ暮らしも慣れてきたヨシコ。最近は、コタツもお気
に入り。余りの寒さに私にへばりつく図。
翌朝、午後出社を目指し、帰京を試みるも、
一般道=大渋滞 高速道=通行止め
想定外の大雪パニックに驚き、30分で行く距離を4時間掛けて到達したが、
出社を諦めた時点で引き返すことに、、ゲージに入れっぱなしのヨシコも
メンタル的に限界で、、、引き返すのは、勿論30分でアトリエに到着しました。
翌朝は、楽な高速バスでの出勤を横目に見つつ(道路状況が不透明な為)
気合入れて、始発から2本目の電車に乗り込み出勤、東京へ近づけば
近づく程に増える残雪に目を疑った。 会社の最寄り駅に着き
電車から降りて、電車を見上げると、大量の雪を屋根に積んだままの姿に、
自分が降りたたった駅の所在地が一瞬解らなくなった。それ位の残雪だった。
それにしても、東京は、寒い、芯の底から冷え冷えする寒さ。
不思議な事にアトリエは、山中にあるが、東京より暖かい気がする。
これも海からの風を受けて、温暖な気候なのだと改めて体感した。
東京の春も・アトリエの春も待ち遠しい・・・・