今日から3月。此処1ヶ月 相方である夫が珍しく体調を崩していた。
いつも 風邪を引いても数日で治るので、1週間位
休んでいればと思っていたのだが、風邪から頭痛に
変化していった様で、かれこれ1ヶ月ズルズルと。
15年一緒に居る私としては初めての事。
同時にお互い若くは無いんだなと痛感した。
私は、何処かで出会った頃の年代、体力のままの
認識なのだと。
私も相方も人生後半戦が始まっているという事。
そのゴールは互いに知る事も出来ないし
予測も出来ないけど確実に近づいているという事。
自分が病気を罹患した様に、思い掛けない病に
遭遇したり、不慮の事故にあったりと
寿命を全うするという事は、満遍なく誰もが
得る事が出来る事では無い。
けどその「寿命」とは平均寿命を意味するのか、
個人独自の「寿命」を意味するのか。
よく言う、突然失われた命に対し、
「きっと悔しい思いをしているだろう」
「思い半ばなのに」
と言う言葉を耳にする。
これは、個人の「寿命」を全うする事無く
現世より旅立った事を意味するのか。
長く生きる事に気持ちを寄せるより、
後悔の少ない、個人の「寿命」を全うする
生き方をしなくてはいけないと改めて
思った。
その思いに近づく事が出来る様に、
日々の生活を丁寧に冷静に精査しながら
こなしていく事がやはり大切で、やっぱり
自分に対し、嘘をついたり、考えを他者に
曲げられたりする事は譲れない。
(笑)
これは、今も昔も自分のモットーなので、
変わる事も変えれる事ではないのだけど。
日々を本当に大切に営まないといけないと
強く思った1ヶ月。
幸い 相方は、健康を取り戻しつつ
癌患者である私の横で、止めろと言っても
吸い続けた煙草を止める様だ(笑)
自分の身体が一番大切というのは基本だから良いのだけど。
ああそれにしても。
あの時、君は若かった。
なんて言葉がある様に、
相方も若かったし、私も若かった。
それは、外見的な事が、良いなと思うだけであって、
きっと経験や時を経た今の方が、お互いに確実に良くて。
少しは成長し内容が濃い人間であって欲しいなぁと
希望的観測を胸に留め、今年の弥生月
「草木がいよいよ生い茂る月」を快く迎えたい。