今の職場に来て、恐らくもう10年近く。
気付けば、今まで働いた職場で最長。
そもそも、脱派遣を試みた際にブラック企業に出会い
逃げる様に今の職場に入り、疲れた心と体を癒し、再度
転職活動をしようと思っていたら、病になり、想定外に
理解を示してくれ職場に留まり仕事を続け、治療が少し
落ち着いたらより責務の重い仕事を打診され、気付けば今に至る。
非正規雇用の身分だが、専門職契約であり、役員に就く仕事なので
肩身が狭くなる事は先ず無く、どちらかと言うと、気を遣われ自由にさせて
もらい、それなりのサラリーで働けている。勿論この立場だからと言って、
自分の雇用状態を忘れる事は無く、意見するべき所は、ハッキリ言うけど、
それ以外はまぁ大人しくしている(本当か?)
職場にはパートや派遣、出向職員、期限付き職員、職員と様々な就業形態の人が
いる。契約職員は5年で基本解雇、派遣は3年毎の配置転換(場合によっては解雇)
職員は、3年毎の配置転換とそれぞれのルールがあるが、私は、同じ仕事 同じ部署
にずっといて、イレギュラーなタイプ。そんな中 今年の春、元々契約していた
派遣会社が、派遣法の改定により、私の職場からの撤退を表明し、他の会社への移籍
を余儀なくされた。その際に人事のトップにいきなり呼ばれての面談があった。
話の内容は、、ハッキリは言わないけど職場の指定する会社へ所属する様に。
(系列の団体)秘書とは、長い勤務期間があっても、正直な所 役員が秘書
・企業を私物化しない様にある程度の距離感で企業側は居たいという事。
(間に別の企業を挟んだ状態)50歳過ぎても、ずっと秘書で居られる約束は
出来ないけど解雇はしないと思うが、年齢的や、その時の役員の要望によって
配置転換をするかもしれない、そんな話だった。
そして、新しい派遣会社へ移籍し、派遣法の抵触の時期を迎え、直接雇用もしく
は、無期雇用派遣の申し出が出来る頃を迎えた。勿論 選択肢に直接雇用は
無いので、無期雇用派遣に切り替える事になるのだが、先日 移籍後の派遣
会社の営業がこの件について説明に職場にやってきた。元々 専門26業種に
入っていたので無期雇用での派遣で就業し続け、昨今の派遣法改定で業種
限らず一律3年満期に変わり、又この度、無期雇用に変わるというだけで、
何のこっちゃの法改定で。
(*´Д`)ハイハイ
と説明を聞きながら、まぁ いつまで此処の職場にいるか解らないけど
取り合えずは雇用が続く限りは留まるつもりだが、何処かに腰を据えつつ
、どこかで正規雇用として働くタイミングは逃したと思いながらも、
この様に、専門職に特化し働き続けるのもありなのかも、派遣社員と言う
立場は日本では軽んじがれがちだが海外では、同一労働同一賃金が当たり
前であるという事だが、これを日本で推進するには各派遣社員で従事して
いる人の意識を変える事が先ず先で、
派遣=即戦力
という考えでは無く日本に限っては、
派遣=自由な働き方な
だけに、個々の意識が低い人も
多く散在する。日々 職場でその様な同僚を目にすると、私達の立場の
底上げに妨げになっている事を理解出来ない愚かさに憤慨する事も
あるが、どんな時も自分は乱される事無く自分で居たいと思うので
ある意味、シャットアウトしている。
何か一つの事に特化していれば年を重ねども、いつか自分のタメに
なる時が必ずあるという事を信じ働き続けるしかないのかなとも
思ったり。その仕事に厚みを増す事が出来る様、英語の勉強に
励んだりする訳で。。
何を目指し、何の為?
と聞かれることもあるけど、答えはずばり自分のため。
ただそれだけで、仕事をして誰かに評価されたり、学力が大人に
なっても少しでも伸びる事は、自己満足に過ぎないが、私にとっては、
生きて、歩み続けているという事。
契約更新を機に自分の仕事を見つめなおし、これからの中年期をどう
過ごすべきかふと 考えた時間でもあった。