同じ県内住む ペンフレンド。
2年以上前に新たなペンフレンド開拓の為に海外の世界への
ペンフレンドサイドに出した求人。
その時は、あくまでも英語を学ぶ為なので、日本人でも可能な事を
明記した。それがきっかけになって繋がった彼女。
日本人とは言え、交わすメールは基本英語、しかし同じ人種に
同じ県に住んでいるので、話す内容は本当に日常的な事。
昨年 彼女が出産するまではほぼ毎日メールを交わしていた。
割と観念的や思想的な話が好きな彼女とは話が尽きる事が無い。
少し難しい話の時は日本語を使う、その辺りは 同じ言語を
使う人とのやり取りは都合が良い。ほぼ毎日のメール特訓は私にとって
語彙の数をかなり増やしてくれた。
彼女から小包が届いた。
彼女の住む家の近くには梨園が多く、旬の味を楽しんで欲しいと
お裾分けをしてくれた。ふとしたそんな気持ちを嬉しく思う。
届いた箱に私は、自宅で拾った栗を入れ、送り返した。
正に秋の味覚のExchange。
先日、来日したイスラムの彼女と言い、日本人の彼女と言い
ペンパルサイトで知り合っただけに、お互いに慎重に距離を
縮めただけあって、逆に今 楽な関係に思う。
日常の知人や職場の知人と話す時と、ペンフレンドと話す時は
また違う自分の様に感じる。
いつだったか、長年人事をしている上司と食事に行った際に
職場以外の人との広がりに限界を感じ、「おっさんレンタル」
というシステムに入会したと聞いた。
1000円を払った希望者にひたすら話を聞いてあげ、
時にアドバイスをするという(お茶代を負担する)
「面白い事をしているなぁ」と思いつつ、逆に柔軟な
指向性を持ち続ける事は難しい事で、その行いに
感心した覚えがある。人によって、人との繋がりや開拓の
仕方は異なるがとても興味深い活動だと思った。
貰った甘い梨を食べながら、同じ県でそんな遠くもない距離
に住んでいるけど、異国のサイトで出会った彼女の事を想う
のも中々面白い事。日常的に関係がある人では無く、
自ら繋ぎに出た、人ととの巡り合いはなんとも不思議で
尊い事なのだと私は信じている。